スマートフォンの急速な普及により、人々は情報収集からオンラインショッピング、ソーシャルメディアの利用に至るまで、日常生活のあらゆる面でモバイルデバイスを使用するようになりました。本記事では企業側の視点から、サービスをモバイルアプリにした場合のメリットやモバイルアプリでしか実現できないことについて、大きく3つのポイントでお伝えします。目次モバイルアプリ独自の機能が使えるプッシュ通知カメラ機能ユーザーデータを大量に入手できるユーザビリティの大幅な向上まとめモバイルアプリ独自の機能が使えるプッシュ通知引用:Yahoo! JAPANモバイルアプリ独自の代表的な機能の一つにプッシュ通知機能があります。プッシュ通知とは新しいメッセージやメール、ニュースやセールの開始など、アプリが自動的にお知らせを表示する機能です。ロック画面やホーム画面にLINEの新着メッセージが表示されるのもプッシュ通知です。Webアプリではユーザーが自発的にアクセスしないとサービスを利用してもらえませんが、モバイルアプリではプッシュ機能を利用することで企業はユーザーへ能動的にサービスを利用してもらうようアピールすることが可能です。Webアプリとモバイルアプリとではこの機能の有無が大きな違いを生みます。例えば、ECサイトを運営する企業がタイムセールを企画するとしましょう。 Web展開のみの場合は、サイト内にタイムセールを行うことを事前にアピールしたり、ネット広告を打ち出したりすることもあるでしょう。いずれにせよ事前に十分周知させるように工夫する必要があります。一方、プッシュ通知機能を使用できるモバイルアプリではタイムセールの事前告知、セール開始など任意のタイミングでユーザーにサービスへ誘導することができます。ロック画面にも表示されるのでユーザーの目に止まる可能性もかなり大きくなります。カメラ機能引用:InstagramWebアプリとの大きな違いとしてモバイルのカメラ機能にアクセスして使用できる点が挙げられます。ほとんどの人がモバイルを常に持ち歩いて生活をしているので、日常の風景を撮影して共有することができるSNSアプリなどとの親和性が高いです。さらにカメラ機能を利用してQRコードを読み取る機能を導入することで、さらに高度な体験を提供できます。例えば、水族館の水槽付近のQRコードを読み込むことで魚の紹介ページを表示するアプリや、カフェでテーブルのQRコードを読み込むとモバイルで注文できるアプリなどが考えられます。ユーザーデータを大量に入手できるモバイルアプリにはGoogle Analyticsなどを使用してデータを収集することができます。活用方法はさまざまですが、マーケティングの効果測定や今後の方針の見通しがより具体的に立てることができます。入手できるデータの例・ダウンロード数・MAU(MonthlyActiveUser)=月1回以上起動しているユーザ数・WAU(WeeklyActiveUser)=週1回以上起動しているユーザ数・DAU(DailyActiveUser)=1日にアプリを起動したユーザ数などなどこのデータをもとに、ダウンロード数に比べて起動された回数が少なければ、「Push通知を増やしてみよう」などという戦略を立てることができます。現代人がモバイルアプリを使用する頻度や時間はとても多く、ニールセンモバイルネットレビューによると、2018年12月におけるスマートフォンの1日あたりの平均利用時間は3時間5分で、その内アプリの利用時間は全体の84%を占めているとのデータがあります。%3Cdiv%20class%3D%22iframely-embed%22%3E%3Cdiv%20class%3D%22iframely-responsive%22%20style%3D%22height%3A%20140px%3B%20padding-bottom%3A%200%3B%22%3E%3Ca%20href%3D%22https%3A%2F%2Fwww.netratings.co.jp%2Fnews_release%2F2019%2F03%2FNewsrelease20190326.html%22%20data-iframely-url%3D%22%2F%2Fiframely.net%2F2xBK7t2%22%3E%3C%2Fa%3E%3C%2Fdiv%3E%3C%2Fdiv%3E%3Cscript%20async%20src%3D%22%2F%2Fiframely.net%2Fembed.js%22%3E%3C%2Fscript%3Eモバイルアプリはインストールすることでホーム画面にアイコンが常駐しユーザーの目に触れる機会も多く、プッシュ通知でサービスの利用を促せることもあり大量のデータを収集し事業戦略に活かすことが可能です。ユーザビリティの大幅な向上「ポイントカード作りますか?」「いえ、かさばるし大丈夫です」「アプリもありますよ」「え、それならやってみます」といった経験みなさんもあるはずです。この場合、ポイントカードを管理する手間と紛失した際の嫌な気持ちと再発行の手間などの課題をアプリにすることで一挙に解決できます。例えばアパレル系ECサイトを運営している企業の場合では「店舗の在庫数」「サイズの詳細」などを手軽に確認することができ、先述したプッシュ通知などでセールのタイミングでユーザーに知らせることができます。このようにユーザーの利便性を上げるのにいつでも持ち歩いているモバイルを利用するのは非常に理にかなっているといえるでしょう。これはWebアプリだったら不可能なことです。ユーザーがいないとサービスは成り立ちません。ユーザビリティの向上は顧客満足度の向上、ひいてはユーザーの増加につながります。時間と場所に縛られず、書類をすぐに確認できたり、片手で映画を鑑賞したりなど楽しみ方や利用方法まで変えてしまうようなポテンシャルがモバイルアプリにはあるのです。まとめ今回の記事ではビジネスにおいてなぜモバイルアプリ展開をすべきなのかメリットをお話ししました。まとめると、①プッシュ通知をはじめとするモバイルアプリならではの機能を利用できる②多くの人がモバイルを日常的に利用しているためデータを収集、活用しやすい③多くの人が利用しているからこそ、モバイルアプリでサービスを提供することでユーザビリティの向上、ユーザー増加につなげることができる御社もモバイルアプリ展開をご検討してみてはいかがでしょう。もっと詳しくモバイルファーストの世界でのビジネス展開を知りたい方は、下記の動画で一般消費者向けのビジネスにおいて集客や売上を上げるためにモバイルアプリを活用すべき理由を解説しているので、ぜひご覧ください。%3Cdiv%20class%3D%22iframely-embed%22%3E%3Cdiv%20class%3D%22iframely-responsive%22%20style%3D%22height%3A%20140px%3B%20padding-bottom%3A%200%3B%22%3E%3Ca%20href%3D%22https%3A%2F%2Ffront-end-lab.mht-code.com%2Fknowledge%2F2024-01_mov001%22%20data-iframely-url%3D%22%2F%2Fiframely.net%2FxFYwDpY%3Fcard%3Dsmall%22%3E%3C%2Fa%3E%3C%2Fdiv%3E%3C%2Fdiv%3E%3Cscript%20async%20src%3D%22%2F%2Fiframely.net%2Fembed.js%22%3E%3C%2Fscript%3E